ぎょらん亭 本店@小倉北区三郎丸
肉デラ
北九州には福岡の麺文化発展に大きく貢献した、偉大なお店が2つあります。
1つはうどんの津田屋官兵衛。
オリジナリティ溢れる麺を武器に「豊前裏打会」という数多くの暖簾分けを生み出した名店。
もう1つがこちらのぎょらん亭。
ラーメン力(リキ)@八幡東区を筆頭に、ラーメンまむし@田川郡や、拉麺エルボー@八幡西区、今は無き十割亭@小倉南区など、多くの暖簾分けを生み出してきた名店です。
その総本山とも言える、本店を久々に再訪してきました。
店舗外観
北九州市民球場の裏手、小倉北区体育館入口南を少し足立方面へ入ると、右手にお店があります。
緑の暖簾がトレードマークです^^
お店の前に広い駐車スペースがあります。
福岡市内と違って、駐車場に困らないのも北九州の良いところ♪
昔ながらの食堂の様な雰囲気を醸し出す店内。
カウンター席と座敷席があります。
お昼は14時までですが、スープ切れによる早仕舞いがあるので注意です。
今は夜も営業しているようですが、昼のみの時期もありました。
お冷はセルフなんで入り口のとこで注いでおきましょう。
卓上調味料
メニュー
豚骨十割(豚骨100%)、豚骨二八(豚8:鶏2のWスープ)が昔から主力でしたが、最近は”どろ”がイチオシのよう。
圧力鍋を使い大量の豚骨を炊いた、更に濃厚なタイプの様です。
以前にお弟子さんのお店で頂いたのですが、普通の十割の方が好きだったので今回も十割で。
一見「ウチのメニューは豚骨一本だ!」と言いそうなイメージですが、意外にもメニューは多く、中華そば・塩そば・味噌そば・坦々麺まであります^^;
その他メニュー
チャーハンだけでも6種類もあるし、カレーも6種あります。
その他に唐揚や餃子といった定番のサイドメニューも。
う~ん、一週間通えそうなラインナップですな(笑)
どれも食べたい!!ところですが、今まで結構来ていながら、未だに「十割・肉デラ」以外のメニューを食べたことがありません。
毎回必ずコレ(^^ゞ
次回こそは他のメニューを食べてみようかなぁ~
重厚かつ味わい深い、ぎょらん独自の豚骨スープ
ぎょらんの豚骨は、高濃度なスープに閉じ込められた旨味とコク、心地良いトロミが特長。
僅かに豚骨のアロマが薫りますが、くさみやエグ味などはありません。
ゴング&ダッシュでKOされそうになるほど、一口目から旨味が押し寄せます♪
途轍もなく無骨なイメージかと思いきや、柔らかさと優しさ・マッタリ&マイルドな側面も持ち合わせています。
単に濃い・コッテリとは訳が違う。
独創的な世界を作り上げています。
旨い=正義!ド迫力のチャーシュー圧巻のビジュアルと旨さ
初めての時はひっくり返りそうになりました(汗)
デカい×厚い、半端無いボリュームのチャーシューが何と4枚もオン!
麺とのバランス? 肉を食うもんじゃない? そんなしゃらくさいツッコミなど吹き飛ばす圧巻の一杯!
”旨ければ良し!!”ということです(^o^)
やや甘味強めの味に最初食べた時はちょっと戸惑いましたが、食べ終わる頃にはハマってしまったのを思い出します。
ツルツル&プリプリとした中細麺がスープと好相性
北九州は久留米系豚骨が主流なので、博多に比べるとやや太目の麺を使うお店が多いです。
ぎょらん亭の麺はなかでもより太目のタイプ。
同じ福岡の豚骨ラーメンでも低加水&細麺のタイプとは、食感&のど越しが全く異なります。
久留米市民はともかく、博多の方で細麺&バリカタを日常食べていると、かなり太く感じるかも。
同じ豚骨でもスープのタイプから全く違うので、おのずと麺も変わるんですね。
ここでは硬さはディフオがお薦め。(ちなみにバリカタはできません)
コッテリ&マッタリとしたスープに、ちょいヤワな麺のマッチングがやみつきになります^^
率直に言うと、この日食べた味は僕の知るぎょらんの味には及びませんでした。
定期的に食べ比べてみると、美味さ・安定感で言えば、間違いなく「ラーメン力(リキ)@八幡東区」が上回ると思います。
リキのラーメンは、豚骨ラーメンの完成形のひとつとさえ言える至高の味。
しかし、そのルーツはこのぎょらん亭にあり。
本当に素晴らしいお店です。
とかいって、次回来たときにハードパンチで打ちのめされて「やっぱり、ぎょらんの本店が…」とか言ってるかも(^^ゞ
豚骨好きなら、必ず食べて欲しい一杯です!
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昼総合点★★★★☆ 4.5
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