小倉北区黄金町にある、「東洋軒」 をご紹介します。
昭和37年(1963年)創業。55年もの歴史を持つ、小倉を代表する老舗ブランド。
久留米系のとんこつラーメンを北九州に広めた立役者で、「小倉のラーメンといえば東洋軒!」という方も数多くいらっしゃいます。
3 ワンタンメン(2020年8月)
これが僕のスタンダード。ノスタルジーとイマが交錯する、原点の一杯!
僕にとって。この東洋軒の味こそ、とんこつラーメンのソウルフード。
なんとなく食べたラーメンのひとつではなく、「東洋軒のラーメンを食べに行く!」という明確なモチベーションを持って、訪問し続けてきたお店です^^
あれから30~40年に渡って、アチラコチラでラーメンを食べ…
この10年はそれこそ、数千のお店&ラーメンを食べてきたわけですが (^^ゞ
ラーメン業界は全体として、年月を追うごとに、より「コッテリ」、より「力強い」、より「ダシ感タップリ」 にシフトしているというイメージ。
僕自身 「昔ながらの~ウマイ♪」 なんて感想を述べておりますが、そんな一杯もきっと昔よりずっとスープもタレも脂も進化していると思われます。
元々、「東洋軒は旨いけど、濃いいっちゃね~」 と言われる方も多々。
さてさて今回の僕は、どう感じるのでしょうか (^^ゞ
アクセス
3号線の昭和町交差点を黄金町方面へ。
30~40メートルほど先の左手にお店があります。
お店のそばには、専用の駐車スペースがあります。
店舗外観
この看板♪ 電飾、大きく見事な暖簾!!
ここだけが昭和レトロを模した、ラーメン博物館の一角のよう (^o^)
実に風情あるファサードです。
ラーメン屋さんのファサードで、一番好きなのは東洋軒かも♪
前回はなぜか暖簾が裏返しになっていましたが…今回は普通にかかってました(笑)
店舗内観
結構奥行のある店内。
長めのL字型カウンターと、5組ほどのテーブル席があります。
今回はタイミング良く、店内が凪いだ一瞬が訪れたのでパチッと。
この後もスグに、続々とお客さんが入ってきました。
一番奥には”スープ室”が。
今では製麺スペースなどを公開しているお店もありますが、こちらは大昔からこのスタイル。
その昔は珍しかったのではないかと思います(^^ゞ
卓上調味料
卓上には、コショウ・紅ショウガ・ニンニク、そして辛味噌がスタンバイ。
おしながき
こちらは2020年8月時点のお品書き。
ラーメンはもちろん、とんこつ1本!
ワンタンとチャーシュー、そして普通盛と大盛の組み合わせから選べます。
ワンタンメンとは別に“ワンタン”もあるんだなぁ…ちと気になりつつ、毎回ワンタンメン^^;
なかなかお値段が張るのは、昔からの伝統(笑)
デフォで770円という設定は、一風堂の白丸や、一蘭の通常店と同じ価格帯。
選ばれた本物だけが、値付けできる領域です!
※とくに根拠はナシ(´・ω・`)
特に北九州は、驚くほどコスパが高いお店が多いだけに…際立ちますね^^;
ちなみに最高額は、大盛チャーシューワンタンメン、1,260円也!!
せっかくなんで、今度いっぺん食べてみようかな~(^^ゞ
これが僕のスタンダード。ノスタルジーとイマが交錯する、原点の一杯!
少々待っていよいよ着丼。
うむうむっ♪ この出で立ちが東洋軒だよね~♪
早速スープをズズズっと・・・うん、旨いっ (о´∀`о)
外連味の無い実に豊かな旨味。
ズバッ!とパワフルなとんこつ感が押し寄せ、後味はほんのりとしたマッタリ感が。
明快な力強さの中に感じる優しさは、鶏に由来すると聞きます。
過度に主張しないけれど、きっちり心地良い輪郭を描くタレ。
脂のパンチもキッチリ効いて、実にラーメンらしい満足感が。
遥かなるノスタルジーに包まれながら、イマ食べてもバリバリ一線級の旨さ!!
やっぱ東洋軒こそ、僕の永遠のスタンダードです\(^o^)/
スープと麺の馴染みにニンマリ♪ 食べ応えある中太ストレート麺がウマいっ。
合わせるのはモッチリと弾力のある中太ストレート麺。
日頃、博多のラーメンを食べつけていると 「うおっ、太いね!」と思っちゃうかも (^^ゞ
カタさはもちろんデフォで。
スープと良く馴染む一体感。
穏やかな口当たりと、その奥に潜む弾力感のハーモニーを心ゆくまで。
未だに普段は 「カタメン!」 が多いのですが…東洋軒はこうでなければ♪
小倉や久留米育ちの人は、カタさのオーダーという文化は無かったよね?
懐かしさと旨さに、ニヤニヤしつつ、思う存分楽しみました (*´ω`*)
スープの旨さを余さず引き立てる、ワンタン&チャーシュー&ピンクの竹の子
東洋軒ではワンタンがお約束。
モッチリ&チュルリと滑らかな皮。
中から飛び出す、味付けしっかりめの餡。
このスープと実によく合うんだなぁ~♪(´ε` )
チャーシューは、肉肉しさと適度な脂感を楽しめるタイプ。
老舗らしさを失わず、ブラッシュアップ感も感じます。
スープの上に君臨するのではなく、スープと共にあるチャーシュー。
炙りや極厚のご馳走系も旨いけど、ひと味違う魅力があります(o^^o)
ちなみに赤いヤツは、紅ショウガではなく ”ピンクに色付けした竹の子”
東洋軒のアイコン的存在です。
ピンクの竹の子って、ココ以外でお目にかかったことが無いかも?
サクサク食感がステキですよ~^^
今となっては 「東洋軒は旨いけどコッテリ過ぎる」
なんて言われた時代が懐かしい^^;
あの頃の感覚からすると、今の ”ド豚骨ラーメン” ”極濃魚介豚骨つけ麺” ”ハードな家系” ”極ニボ” とかって異次元の世界ですよね(笑)
豚骨をはじめ、スープとトルために使用する素材の価格は高騰する一方。
しかも一杯に使う量も、総じて確実に増えていることでしょう。
にもかかわらず、ラーメンの価格だけはそのまま・・・なんてありえないと思います(汗)
もちろん庶民としてはお手頃価格はありがたい。
でも、ラーメンやうどん”だから” → ”こうでなければならない!” というのはサミシイと思います。
話が横に逸れてしまいました^^;
何十年経っても、”さすがは東洋軒!” ”これぞ東洋軒♪” という一杯を食べさせてくれることに心から感謝です!
東洋軒は小倉の至宝。
80年、100年と続いていって欲しいです (^o^)
実は、ふくめん2号を連れて行ったことが無いんだよなぁ~
次回はご案内するとしよう♪
https://www.instagram.com/p/CEqwRIvgDJT/?igshid=6iaq3ddvz8uz
2 ワンタンメン(2018年9月)
1 ワンタンメン(2015年8月)
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今ではすっかり、にわかの博多モンを気取っておりますが、僕は小倉の出身です ^ ^
そんな僕にとって、幼き頃からの原点ともいうべきラーメン店が、こちら「東洋軒@黄金町」でございます。
昭和37年(1963年)にオープンとのことで、創業52年!
ふと気になりググってみると、37年創業と言えばあの「だるまラーメン(箱崎だるま)」と同級生 ^ ^
ともあれ、小倉ではラーメン店の代名詞といっても過言ではマストな存在感です。
僕の記憶を辿る限り、初めてのラーメン屋さんはこちらでした (^o^)
7〜8歳位から食べてたハズです。
あれから30数年。
のべ640軒ほど、5年間ラーメンを食べ歩いたうえで、改めてどう感じるのか?
ちょっとしたドキドキ感を抱きつつ、久しぶりの訪問です。
店舗外観
高架そばに専用の駐車スペースがあるので便利^^
なんとも懐かしいこの外観!
今ではなかなか見られない、「これぞ昭和のラーメン店!」という、堂々たる外観です ^^
大きな暖簾も印象的。
店舗内観
店内は結構奥行があり、長めのカウンターと5組ほどのテーブル席があります。
一番奥には”スープ室”が。
今では製麺スペースなどを公開しているお店もありますが、こちらは大昔からこのスタイル。
その昔は珍しかったのではないかと(^^ゞ
卓上調味料
卓上調味料はコショウなどが。
ちょうど遠くて撮れませんでしたが、写真の他におろしにんにく&辛子味噌もあるようです。
おしながき
ラーメンはもちろん、とんこつ1本!
ワンタンとチャーシュー、そして普通盛と大盛の組み合わせから選べます。
改めて見ると、ワンタンメンとは別に“ワンタン”もあるんだなぁ…ちと気になる^^;
お値段が張るのは昔からの伝統(笑)
デフォで700円は、一風堂の白丸や、博多だるまと同じ。
選ばれた本物だけが、値付けできる領域です!
※とくに根拠はナシ (;^_^A
ちなみに最高額は、大盛チャーシューワンタンメン、1250円也!!
博多だるま 本店の全部のせラーメン 1200円をも上回ります。
ヨシ!
今度、福岡でこれを超えるラーメンを探してみよう(笑)
今日のところは、たぶん1番人気?ではないかと思しき、ワンタンメンを頂きます ^o^
この一杯が小倉の原点!現役バリバリのこっさりとんこつ
ちょっとオーダーのタイミングが良くなかったみたいで、結構待つことに。
懐かしさでキョロキョロとアレコレ見回しつつ、のんびりと待ちました。
いよいよ登場。
お〜っ、なんだか懐かしいこのビジュアル!
ちなみに中央のピンクの具材は、紅ショウガではなくタケノコでございます。
ザクザクとした歯ごたえがコレまた懐かし〜
なぜわざわざピンクにしているかは謎(笑)
昔からこのスタイルです。
さてさてスープを頂きます!
ズズッと・・・ふ〜っ、旨いっ♪
とんこつのコクと、適度な鶏のマッタリ感が合わさったこの味わい (^o^)
久留米ラーメンの流れを汲んだ、これこそ小倉のラーメン。
散々、色んなとんこつラーメンを食べてきましたが、その上で率直に旨い!
素直にそう感じました ^ ^
もちろんイニシエらしいノスタルジックさも楽しませつつ、思い出補正を外して味わってもキッチリ旨い♪
さすがは東洋軒。感服しました (^o^)
博多モンには驚きの太さ!もっちり旨い中太平打ちストレート麺
麺を上げてみてビックリ!
ふっと〜い(笑)
改めて見ると驚愕のサイズ^ ^
中太?の平打ちストレート麺を使用しています。
もちろんオーダー時に「カタさは?」なんて確認はありません。
もしも東洋軒でそんなこと聞き出したら、世も末ですな^^;
ま、この麺をカタめんで食べるのはそもそもムリがあると思いますが(笑)
やや柔らかめの仕上がりが特徴。
ソフトな口当たり、もっちりと穏やかなコシがなんとも懐かしい ^ ^
スープの味わいとピシャリかみ合う、旨い麺でした。
おおっ!
湯切りをしているのは、佐賀の「いちげん。」で見た、平ザルではありませんか♪
と、妙なトコに喜びつつ、ズルズルと啜ります ^^;
餡の味わい際立つ!この仕上がりこそイニシエの不文律
ワンタンは、チュるーり&ムッチリ♪
とろりとした舌触りが、なんともスープによく合います(^o^)
餡はやや濃いめの味付け。
餡が濃いめのワンタンは、なんとなく僕の中でイニシエ系の不文律(笑)
でもコレコレっ♪っていう嬉しさもあったりします ^^
チャーシューはガシッと肉感溢れる赤身タイプ。
味付けも控えめで、懐かし系の仕上がりです。
ザクザクとしたタケノコの歯触りが、アクセントに。
地元特産=合馬産(らしい)という噂です。
いや〜、舌も心も大満足 (^o^)
コレだけアレコレ食べた上で啜っても、素直に思い出抜きに旨いと思える一杯!
スゴイね♪
いずれまた、必ず。と言いつつ、その前に気になる“ワンタン”も食べてみたいかも^^;
ちょっとストイックすぎる感もあるので、おにぎりと一緒にいってみたいなぁ♪
小倉を代表する老舗として、これからも末永く賑わい続けて欲しいです \(^o^)/
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