福島県白河市にある、「とら食堂」 をご紹介します。
1969年(昭和44年)創業。
福島県のご当地ラーメンとして知られる ”白河ラーメン” のルーツとなった名店です。
手打ちのちぢれ麺、香り高い鶏ダシのスープ、こだわりの焼豚を用いた極上の中華そばはまさに絶品!
天才と言われた初代 ”とらさん” によって生み出され、二代目の 竹井和之氏 によって全国へと名を轟かせる超有名ブランドとして確立されました。
2 焼豚ワンタン麺(2019年4月)
博多から1300キロ越えて! 福岡の麺好き2人が福島の至宝を味わう
ようやくこの日が訪れました!
福岡の地に、あの ”とら食堂” がオープンした歴史的な時から、2年4か月。
念願であった本店巡礼の夢がかないました╰(*´︶`*)╯♡
僕らのホームである 「とら食堂 福岡分店」 を繰り返し訪れる中で、高まり続けた 「いつかは本店に!」 という思いがようやく現実に…
胸を躍らせ、車を白河へと走らせました♪
アクセス
JR 東北本線 白河駅から、車で5~6キロ。
公共交通機関で訪れるのは極めて難しいと言われる場所にお店があります^^;
ナビに沿って来たものの、「本当にここであっとるとかいな?」 と思い始めてしばし…
田んぼの中に ”とら食堂” の看板を発見!!
店舗外観
奥へと進むと…大きく立派な建物と、40~50台くらい停められる広い駐車場へと辿り着きました。
事前の調べによると、8時半頃には受付表が出ているとの噂。
(訪れる時期や曜日などにより、異なる可能性も?)
特に週末は凄まじいまでの行列で昼には一日分の受付が終了。
食べるまでに3時間とも、5時間とも言われる状況だそうです。
ちなみに基本設定としては 「16~18時が夜営業」 となっていますが…
材料が無くなり次第終了なので、県外からの訪問では夜営業をピンポイントに狙うのは不安かも?
この日は平日の午前中。
オープンの45分前くらいに訪れて、20数人待ちという状況でした。
予定より到着が遅れたものの、比較的スムーズだったのかな^^;
名前を書いてホッと一息、外にあるお手洗いへ。
ぬお!? メッチャ綺麗でエアコンまで完備されてる!!
ちなみにトイレの写真を撮ったのも、掲載したのも今回が初めてでございます(笑)
そんなこんなではしゃいでいるうちに、いよいよ暖簾が掲げられオープン。
ご案内に沿って、順番に店内へと進んで参ります。
40~50人くらい入れそうなゆったりとした店内。
ギュウギュウに押し込まれることなく、ゆっくりと食事を楽しめるのはありがたい限りです (^^ゞ
既に満席状態なので、もちろん写真は割愛です。
おしながき
オーダーはお席で。
こちらは2019年4月時点のお品書きです。
看板メニューは、手打中華そば(醤油ラーメン)。
小サイズ、焼豚増量版、ワンタン入りなどもあります。
さらには、麺の冷・温が選べる つけ麺 もあり。
焼豚ワンタン麺と、つけ麺(冷)をいただきました^^
卓上調味料
卓上には、コショウ・刻み玉ねぎなどがスタンバイ。
まずはそのまま味わってみるのが良さそうです。
メンムスビとして約4,000杯。こんなにも食べていて楽しい、心躍る麺は無かった!
まずは 焼豚ワンタン麺 から。
念願の一杯がいよいよ目の前に、ちょっと感無量です。
あぁ、この芳しい香り♪
胸を高鳴らせ、焦る気持ちを抑えつつ、スープをズズっと…ふ~っ、旨いっ (^-^)
厳選した鶏ガラ・丸鶏・豚などからとった無化調のスープ。
キラキラと黄金色に輝くスープは実に懐が深く、なんとも純粋な味わいです♪
柔らかで品の良い、醤油ダレの塩梅も心を和ませます。
いよいよトレードマークの手打麺をズズっと…う、美味いっ!!
ファーストタッチはたおやかでありながら、その弾力感は実にリズミカルで華々しく╰(*´︶`*)╯♡
スープ&麺を噛みしめるほどに広がる小麦の風味と甘み。
ピロピロ&チュルチュルとした啜り心地が実に楽しいっ!!
これまでにメンムスビとして合算、約4,000杯を味わってきましたが…
こんなにも食べていて楽しい、心躍る麺は無かったように思います♪( ´▽`)
バラ、モモ、カブリとそれぞれに、食感&味わいが異なる3種の焼豚はやっぱり絶品!
一般的にラーメン店のチャーシューは煮豚が多いのですが、やはり焼豚は迸るようなコクがたまりませんね~(o^^o)
チュルリ&ムチっと旨い皮、ジューシーな餡がたまらないワンタン。
メンマやホウレン草などの具材も、スープと馴染んでウマウマです^^
1 つけ麺(2019年4月)
自慢の手打ち麺を、旨味・酸味・辛味が三位一体となったスープで楽しむ!
こちらは つけ麺。
福岡分店でも折々で楽しんでいる大好きなメニューです^^
比類なき麺の美味さを誇る とら食堂 だけに。
ある意味ラーメン以上に ”麺を味わう=つけ麺” は、味わっておきたいメニューです。
食べやすいサイズの平打ちぢれ麺を、スープに潜らせて味わうと…うん、旨い♪(´ε` )
鶏のコク、心地良い酸味、ダイナミックな抑揚を呼ぶ辛みが三重奏で押し寄せます。
ネギや焼豚のカット、海苔のタイプなど、折々に福岡Ver.との違いがみられますが…
やはり一番のポイントは、スープのスパイシーさでしょうか?
キュっと強めに効いた酸味は福岡Ver.も同様。
しかし辛味は実に新鮮な感じ^^
滋味溢れる鶏ダシの効いたスープで無難に自慢の麺を味わわせるのではなく…
旨味・酸味・辛味が三位一体となったスープで楽しませる攻めっぷりに、目から鱗です (^^ゞ
実に面白いっ!
この日、私たちの夢を一つ叶えることができました╰(*´︶`*)╯♡
遠きこの白河の地を訪れたことで、この味を福岡でいつでも味わえる幸せに改めて感謝の想いが。
本当に私たちは恵まれているなぁ~と思います!
聞きかじり、うろ覚えですが…
全国にラーメン文化が広まった1stステップが ”ご当地ラーメン”
2ndステップが ”ご当人ラーメン” という表現があると記憶しています。
時代で言えば、長き歴史を持つ とら食堂 のラーメンはご当地ラーメン。
しかし、二代目 竹井和之氏によって磨き抜かれ、地元白河はもとより、福岡を含む全国へと広まった とら食堂のラーメンは、きっとご当人ラーメンでもあるのかも知れません。
「受継がれる人の想いと業が、日本全国で素晴らしいラーメン文化を生み続けている」
帰り際、タペストリーに描かれた言葉を見て、改めてそう感じました。
感動的の一杯は素材と技術だけでなく、熱き人の想いでできているのだ!
ラーメンへの想いが少しだけ弱まっていた私たちに、再び大きな炎が灯りました。
また、我が福岡で。
いつかまた、この白河の地へ。
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