東京都北区にある、「麺処 ほん田 東十条本店」 をご紹介します。
東池袋大勝軒のDNAを受継ぐ 「麺屋こうじグループ」 で修業された店主さんが2008年オープンしました。
こうじグループと言えば…
「中華蕎麦 とみ田」 「麺屋 一燈」 そしてこちらの 「麺処 ほん田」 といった超有名店を輩出してきた一大ブランドです。
本店を21歳でオープンさせた店主さんは、当時から ”天才” と称される腕前の持ち主。
創業から10年を超え、既に 「宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀」 「麺処 篠はら」 といった人気ブランドを輩出しています。
濃厚昆布水 淡麗つけ麺 醤油(2019年10月)
濃厚昆布水と極旨スープが一体となる時…衝撃のケミストリーが生まれる!
麺処 ほん田の味に出会ったのは、6~7年前のこと。
「ラーメンの神様(東池袋大勝軒 山岸一雄氏)が認めた天才!」 といったフレーズが添えられていたので、すごく印象的でした (^^ゞ
「スゴイな~」 という気持ちと、商業的アプローチとして斜めに受け止める気持ちもありつつ^^;
一度食べて衝撃を受けました。
「うおっ!?これはスゴイ!確かに天才だわ♪」と(^^ゞ
しばらくご無沙汰していたので、ワクワクでお店へ。
アクセス
JR 東十条駅から350メートルほど。
王子保健所通りにお店があります。
店舗外観
平日遅めのランチタイムだったので、首尾よく待ちなし。
満席だったものの、ほぼ待たずに入れました♪
もちろん行列は日常茶飯事。
満席の時は店内で食券を購入してから並ぶルールです。
おしながき
こちらは2019年9月時点のラインナップ。
ラーメンは
①中華蕎麦 醤油
②中華蕎麦 塩
③豚骨魚介
の3種。
つけ麺は
④豚骨魚介
⑤濃厚昆布水
の2種をラインナップ。
今回は、濃厚昆布水 淡麗つけ麺 醤油 をいただきました。
卓上調味料
卓上にはコショウとお酢があります。
濃厚昆布水と極旨スープが一体となる時…衝撃のケミストリーが生まれる!
厨房では、笑顔でお客さんを迎え・送りながら、真摯な顔で調理する店主さんの姿が。
いよいよ 濃厚昆布水 淡麗つけ麺 醤油 が登場です。
まずは昆布水に浸かった麺を少々…むう~旨いっ♪
僕が今までに食べた昆布水つけ麺とは、昆布水の濃度が桁違い!
風味豊かな麺を滑らかに包み込み、たっぷりとした旨味を楽しませてくれます。
それではいよいよ、良い香りが立ち上る琥珀色のスープへ。
なんだこりゃ!?
思わず目を見開くような美味さです╰(*´︶`*)╯♡
濃厚か?淡麗か?と言われれば、ネーミングの通り淡麗ということになるんだけど…
旨味の奥行きがズバ抜けてる感じ♪
とろっとろの濃厚昆布水をタップリまとった麺をスープに潜らせると、更なる化学反応が発生します(o^^o)
「やっぱり天才としか言いようがない」
柔和な涼しい顔で黙々と調理を続ける店主さんを見ながら、改めてその腕前に感服しました。
ちなみに…
こちらは、今話題の新店 「宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀」 で味わった 宍道湖しじみ中華蕎麦<塩>。
その少し前に訪れた 「麺処 篠はら」 の 特製醤油そば。
どちらも 麺処 ほん田 出身の店主さんが手掛けるブランドです。
まさに人気&実力共に折り紙付き。
「どれだけ自らのブランドの店舗数を増やせるか?」 以上に…
「どれだけの優れた暖簾分け店を生み出せるか?」 は、僕の中でより大きなポイント。
こうして脈々と受け継がれ、それぞれに進化していくあり方こそ、ラーメン文化の真髄であると思います!
「迂直」 や 「らぁ麺 とうひち」 などなど…
これまでにも素晴らしい昆布水つけ麺を味わってきましたが、この一杯は極めつけという感じ♪( ´▽`)
その昔、(今では逆にマタオマなどと揶揄されるほど浸透した)濃厚魚介豚骨系のつけ麺に出会った時以来の衝撃ですね。
スープと麺(+今回は昆布水、当時は魚粉)が一体となることで生まれるケミストリーは、形容する言葉を持たないほどの衝撃!
スープに麺が浸かった状態で供されるラーメンには無い、つけ麺ならではの醍醐味であると申せましょう。
もちろん最後は、丼の昆布水をつけダレに入れてスープ割りに。
そう、淡麗系つけ麺は 「時間と共にトーンダウンしがちな濃厚系」 に比べ 「ぬるんでいく変化さえも楽しい」 という特長があります。
余韻まで美味いね♪
僕の中では
その昔 「六厘舎」 でこのジャンルのポテンシャルに出会い…
「中華蕎麦 とみ田」 で、リミッターの先にある領域を知らされて…
それ以来の衝撃だったように感じます (^^ゞ
スタッフに任せきりで味を落とすことも、喝采を受けて客に偉そうになることも、全くない。
これが本当の名店と呼ばれるものなのだろうと思いました。
これはいかん!
改めて ほん田の主要メニューを追わなければ\(^o^)/
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