小倉北区魚町にある、「中華そば 藤王」 をご紹介します。
1982年(昭和57年)創業。既に35年以上の歴史を持つ小倉の老舗です。
生粋のとんこつ文化である北九州における、非とんこつジャンルのパイオニア的存在。
ミシュランガイド2014 福岡・佐賀にも掲載された人気店です。
3 中華そば(2018年8月)
三十数年の歴史が語り掛ける説得力! オリジナリティ溢れる中華そばを楽しめる
厳選まとめにてご紹介しました
「1か月、毎日通っても食べきれない! 今、福岡の醤油ラーメン&中華そばがアツいっ♪」
この数年で、福岡市エリアには醤油ラーメン・中華そばのお店がイッキに拡大しました^^
しかし福岡全体で見れば、まだまだ醤油系はレアなジャンル。
中華料理店に行けば醤油ラーメンを楽しめるでしょうが、ラーメン専門店は極めて少ない状況です。
そんな中でいち早くその魅力を広めてきた ”藤王” へ。
なんと、期間限定でつけ麺の麺が ”麺屋棣鄂” になっていると聞き、興味津々です♪
アクセス
魚町商店街の一角。
平和通りから室町方面へ、100メートルちょい進むとお店があります。
スグ近くには2017年秋にオープンしたカラシビ系ラーメンのお店 「博多火炎辛麺赤神」 があります。
店舗外観
ローソンの左にある階段をのぼって店内。
中華そばというジャンルも然ることながら、2Fにお店があるラーメン屋さんは珍しいですよね~
おしながき
食券制なので、扉を入って左手の券売機へ。
ラーメンは、中華そば(醤油)、味噌ラーメン、塩ラーメン、担々麺の4種を提供。
2種のつけ麺に加え、チャンポンもあります。
店舗内観
照明を落としたシックな店内。
女性のお客さんも多く見られます。
卓上調味料
卓上アイテムは極めてシンプル。
サーブを待つ間、おいしさの秘密を読みながら待つのも一興です。
風味豊かなスープ、プリプリちぢれ麺、2種のチャーシュー。三方に隙の無い一杯!
いよいよ着丼、こちらがデフォの 中華そば です。
丼からは藤王ならではの香りがふわりと立ち上ります。
早速スープから・・・うん、ウマい^^
ベーススープのダシ感もきちんと感じさせつつ、タレ・油もギュっと効いたメリハリのある一杯です。
スープのベースは、鶏・豚足・牛骨・牛スジ・野菜とのこと。
なるほどこの独特の香りと味わいは、牛骨&牛スジに由来するもののようです。
ビジュアルだけでは分かりませんが、「よくある醤油ラーメン」 とは一線を画すチューニング。
好みがわかれる部分もあると思いますが、そのオリジナリティの高さも大きな魅力でしょう。
合わせるのは中太のちぢれ麺。
小麦の風味が際立っており、プリプリとした踊るような弾力感が実に楽しいですね~^^
具材はチャーシュー、メンマ、ネギという定番の組合せ。
滋味深いモモ肉と、頼もしい旨さのバラ肉を両方楽しめるリッチな味わいです♪
2 つけ麺(温)
こちらは、つけ麺。
麺は ”温” と ”冷” の2種から選べます。
※スープはどちらも温かいもの
中央に落とした生玉子(煮玉子に変更可)+あつもりの麺という組合せが釜玉ライクなイメージ。
麺の熱でトロリと半熟になった玉子をまとった麺を、鰹香るつけダレに潜らせて・・・うん、旨いっ♪
麺屋棣鄂謹製の麺は流石の旨さ (^o^)
実にスムーズな口当たり、噛めばふんわりと小麦が香り、モチモチとした心地良いコシもステキです。
キチっと丁寧に作られた具材の中に海老が入るのもなんだかホノボノしますね~
1 担々つけ麺(温)
こちらは担々つけ麺(温)
担々スープのマイルドな辛みと、際立つゴマの風味がこれまた中々のウマさ。
玉子をまとった麺が舌ざわり、味わいとも実に優しく♪
辛いモノ好きで無くとも楽しめる、バランスの良い仕上がりだと思います。
デフォもいいけど、むしろコチラの方が好きかも (^^ゞ
歴史や名前だけでは決して生き残れない世界。
老舗である藤王がなぜ愛されてきたのか?
一度訪れれば、味そしてサービスを通じてそれが分かるのではないかと思います^^
「非とんこつ? 俺達、30年以上前からそうだったよ!」
そんな言葉が聞こえてきそうな、勝ち残ってきた一杯だけが持つ説得力。
醤油好きでなくとも、まずは一度味わってみたいブランドです。
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