熊本県菊池市にある、「幸帝ラーメン」 をご紹介します。
玉名ラーメンの特長を色濃く受け継ぐ、菊池市の人気店。
山鹿にあった ”天琴ラーメン” をリスペクトしつつ、独学で完成させた一杯であると聞きます。
2019年6月 ラーメン
味づくりと店づくり。 丁寧な作り込みを感じる一杯を心地良い空間で。
福岡から熊本へ遠征すると、どうしても市内を中心としたルートになりがち(汗)
熊本の中心街から30キロほど離れた、こちらの菊池市までがなかなか遠く…
ず~~っと気になっていたのですが…
今回ようやく初訪問することができました(^^ゞ
アクセス
九州道 植木ICから、10キロちょっと。
菊池温泉から車で10分ほどの場所にお店があります。
店舗外観
平日のオープン少し前に到着。
既に駐車場には何台もの車が停まり、入口にはオープンを待つ方が何人もおられました。
※写真は帰り際のものです
おしながき
こちらは2019年6月時点のお品書き。
ラーメンはとんこつ1本!
デフォのラーメン、大盛、もやし、あまからラーメンとシンプルな構成です。
(あまからラーメンは辛子味噌?入りとんこつのようです)
こちらは平日のランチメニュー。
改めてみると最上段には ”幸帝食” の文字が。
まるで皇帝のお食事のようで神々しささえ感じます(笑)
幸帝食に後ろ髪を引かれつつ、今回はデフォのラーメンをいただきました。
店舗内観
オープン直後の店内は、あれよあれよという間に満席に。
店内を撮る暇は無かったので、こちらをどうぞ (^^ゞ
今から出てくるラーメンの写真を見ながら、イメトレでテンション15%アップです♪
卓上調味料
卓上にはコショウ&ギョウザのアイテムがあります。
懐かしいコーラ&オレンジのPOPと共にパチリ^^
味づくりと店づくり。 丁寧な作り込みを感じる一杯を心地良い空間で。
オーダーから8分ほど。
少々待って、いよいよ着丼です。
おおっ、これは旨そう♪
香りとビジュアルだけでも、既にその潜在能力がヒシヒシと伝わります。
それではズズっと…お~っ、こりゃ旨いっ\(^o^)/
トンコツのダシ感と脂のバランスが実に素晴らしく…
す~っとスムーズな飲み口、しっかりとしたパンチ、そして深い余韻があります!
思わず麺に進む前に、2口、3口と♪
合わせるのは、ソフトで口当たりの良い中太ストレート麺。
スープと麺のマッチングが絶妙で実にウマイっ、思わず一気呵成に啜ります^^
具材は国産豚のロールチャーシュー、海苔、ネギ。
そしてチャームポイントの焦がしニンニクが入ります。
そう、玉名ラーメンと言えば、「ニンニク入れますか?」がお約束。
あのフレーズは、”二郎” の専売特許ではないのだよ ( ̄ー+ ̄)
ちなみに 「西日本新聞 ラーメンのれんのヒストリー」 の記事によると…
・玉名ラーメンのトレードマークである焦がしニンニクには、「揚げたもの」と「煎ったもの」がある
・揚げたものはスープに浮かぶが、煎ったものはスープに沈む(後者の方がスープと馴染んでウマイそう)
後付けの知識なので、この時の状況は覚えていませんが(笑)
幸帝が使うのは、自家製の炒りニンニクだそうです^^
知識は後付けですがこれは断言できます。
「この焦がしニンニクは非常に上質で、スープとの一体感も素晴らしいっ!」
明るく元気に声をかける、お店の方々。
その真摯で真っ直ぐな姿勢は、間違いなくこの一杯からもヒシヒシと伝わってきました♪( ´▽`)
丁寧でひた向きな、ものづくり。
人気に驕らない、店づくり。
失礼ながら、比較的静かなこの立地にありながら…
オープン早々満席という人気も納得の一杯でした (^^ゞ
青は藍より出でて藍より青し。
天琴ラーメンという素晴らしいお手本があり、それを追い求めた店主さんが作り上げたという一杯は惚れ惚れする味でした。
”味の系譜” という要素は、ラーメンというジャンルにおける大きな特長であり、醍醐味でもあります。
歴史ある一杯の進化系とは、かくありたいもの。
間違いなく、熊本でも指折りの名店だと思います!
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