ラーメン元次@中央区薬院
大人味 秋刀魚 塩【限定】
※こちらのお店は残念ながら閉店しております。
薬院にあるラーメン元次では、およそ四半期スパンで限定麺が登場します。
登場回数はそれほど多くないものの、毎回が全力投球!
四季折々の食材を使い、妥協無き一杯として提供されます。
昨年秋に登場した「香酢橘 秋刀魚塩ラーメン」
多くの名作を残す、元次の限定麺のなかでも3本指に入る絶品でした。
その2014年バージョンを開発中と聞き、今か今かと待ちつづけいよいよ登場!
早速、行ってきました(^^ゞ
伝統の調味料のチカラで、特製塩スープは更に進化
レギュラーメニューの塩ラーメンのスープは、紛れも無き絶品!
とんこつをガチンコで炊いているお店で、ここまで塩ラーメンが旨いのは多分、元次だけでしょう^^
そのスープを更に進化させたと思しき今回の一杯。
ひとくち啜ると…何とも力強い旨味!
コクのある味わいに、何ともパンチのある旨味が加わり、いつも以上に重層的な味わいです。
聞いたところによると、その正体は江戸・・・煎り酒!
日本酒に梅干を加えて煮詰めた、伝統的な調味料です。
江戸の中期までは、刺身などを食べる際に醤油の様に使っていたとか。
※美味しんぼで読んだ付け焼刃(^^ゞ
むうぅ…ラーメンに煎り酒とは、何とも個性的で自由な発想!
改めてその創作力の高さに脱帽です。
御託はさておき、何とも旨い、初めての味わい♪
芳ばしい焼秋刀魚+様々な具材のハーモニー
主役は芳ばしく焼かれた秋刀魚。
皮目の絶妙のパリパリ感がイイですね~♪
更に、
・梅と合わせた大根おろし
・多めの三つ葉
・刻んだ白ネギ
・海苔
・青紫蘇の千切り(別添え)
チャーシューも2枚乗ります。
全てが合わさると、薫りのオーケストラ。
秋刀魚の焼けた芳しい薫りとともに、多くの具材の薫りが加わります。
旨い!
が、個人的には梅の風味がとても気になりました。
秋刀魚の梅煮や、秋刀魚のシソ巻きなど、決して相性の悪いものでは無いと思います。
ただ焼秋刀魚と合わさると…。
煎り酒で更に深みを持たせたスープ、梅+紫蘇など強い味わいが重なり、慌ただしい印象もありました。
昨年の「香酢橘 秋刀魚塩ラーメン」が秋刀魚を主役に据え、既に完成された一杯であることを考えると…。
新たな挑戦が必要だったということかも知れません。
滑らかな舌触りが魅力のストレート麺はスープとの相性もマル
チュルチュルと滑らかなストレート麺。
適度にスープと絡み、良い塩梅でした。
デフォでちょいヤワかな?というイメージでしたが、スープとのバランスが良いと思います^^
炒飯
元次に来たら、まず間違いなく食べるのが炒飯。
魚醤の旨味を効かせて仕上げた、クセになる味わいです。
もう、メッチャ旨い!!
これだけを食べに来てもイイです(^o^)
そしてトンコツだろうが、塩だろうが、どんなスープにも合う~♪
麺・炒飯・餃子、どれもテッパンなのが元次のスゴイところです。
限定麺はセットにできないので、単品(大)でオーダーしてシェアしました。
生意気なことを言うなら、凄まじい苦心のうえに作り上げられた一杯だと思います。
大げさに聞こえるでしょうが、昨年の「香酢橘 秋刀魚塩ラーメン」は紛れも無き至高の逸品!!
芳ばしい秋刀魚を主役に、スダチが、大根おろしが、キノコが、三つ葉が支えていました。
そしてそれらを包み込む、絶品のスープと麺。
王道というななら、あの味を超えることは不可能とさえ思えます。
これを超える一杯…どんな傑作であっても、絶対にそのまま復活はしない!
というプライド、そして向上心ゆえの覇道であった気がします。
さすが元次!
おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!
…う~ん、今回は僕のコメント独りよがりかも(/_;)
何はともあれ、元次の限定麺の旨さと、店主藤井さんの腕そして熱意に感服です。
次回はいつも通りのテンションでお送りします(笑)
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