小倉北区神岳にある、「ラーメン無法松」 をご紹介します。
知る人ぞ知る、とんこつラーメンのメッカ北九州。
数多くの名店を擁する北九州エリアにおいて、長年に渡って食べログのエリア人気No.1を獲得し続けるブランドです。
その味はまさに唯一無二。
とんこつ王国福岡でも稀有な存在である、”極上の無化調とんこつ”を堪能させてくれます。
4 無法松ラーメン(2018年9月)
本当に美味しいお店のパターンとは? 名店、無法松もまた然り。
「美味いものを楽しむには、それ相応の労力を惜しんではならない」
無法松を訪れるとそう感じます(^^ゞ
お客さんの多さ、限られた駐車場の数、途中で発生する仕込時間など。
その一杯の味わう為のハードルは決して低くないものの・・・
得られる満足感は、それらの労力を遥かに超えるものです♪
アクセス
北九州メディアドームや北九州市民球場の近く。
足立インターから足立方面へ。
神岳の交差点を左折して70~80メートルほど進むと、左手にお店があります。
店舗外観
一見するとラーメン屋さんと気づかないかも知れない、独特のファサード。
入口そばに3台。向かって左手の入り口部分に2台分の駐車スペースがあります。
人気店ゆえ埋まっていることも多く、大きな車を並べるのは結構キビシイかも^^;
周囲にコインパーキングなどは見当たらないので、空くのをじっとガマンするほか無さそうです。
※写真は以前訪問時のものです
店舗内観
ウッディな店内には、カウンター席とテーブル席があります。
食べログを見ると営業時間は「11:00~21:00」となっていますがご注意を。
仕込みも調理も店主さんがお一人で担っているので、途中で一時的に営業がストップしていることも少なくありません。
僕らは毎回お昼前後の時間帯に訪れますが、11時台後半に「現在は仕込みに入っているので、提供できるのは○時からとなっております」という案内があることも。
経験上「○時頃までは大丈夫」とは言い難いので、確実性を求めるならやはりオープン直後を狙うしかないかも知れません。
パターンを知り尽くした常連さん以外は、時間に余裕を持って訪れた方が良さそうです^^;
※写真は以前訪問時のものです
卓上調味料
卓上には、ゴマ・コショウ・紅ショウガなどの調味料が。
個人的には無法松のラーメンには「何も足す必要が無いかも」と思いますが・・・(^^ゞ
辛子高菜は必食モノの旨さです!
このスープに入れるのは勿体ない気さえしますが、これが実に旨いっ♪
モチロンごはんと一緒に頂くのもアリかと思います。
おしながき
こちらは2018年9月時点のお品書き。
ラーメンは基本とんこつ1本。
全部入り的な ”無法松ラーメン” や、20食限定とレアな ”特撰ロース太肉麺” などがあります。
餃子はデフォに加え、サザエ入りの ”姫ぎょうざ” というレアものもありますよ~
本当に美味しいお店のパターンとは? 名店、無法松もまた然り。
いよいよご対面、こちらは 無法松ラーメン です。
十字型に白ネギがレイアウトされた、ビジュアルも個性的な一杯。
丼からは実に芳しい香りが漂います。
ではスープをズズっと・・・く~っ、やっぱり美味いっ╰(*´︶`*)╯♡
豊かなコクとキレを兼ね備え、極上の日本酒のようにス〜っとうまさが沁みるスープ♪
一口目からキッチリ美味い!
さらに飲み進めるほどに、その美味さがさらにグングンと増してきます。
これで無化調というのだから本当に驚き (^^ゞ
「無化調=序盤はもう一つおとなしい」という傾向は、無法松の一杯には全く当てはまりませんね。
無法松は、安定感の高さも大きなポイント。
僕らが本当に美味しいお店のパターンだと思っている・・・
①必ずしも、波が無いわけでは無い
②しかし常に一定上のクオリティを保ったうえでの波である
③ゆえに上振れを楽しむことはあっても、ガッカリすることはない
つまりは、抜群の安定感・信頼感に裏打ちされ 「波の上下は、その日/その時のコンディションの違いを楽しむもの」 という感覚です♪(´ε` )
しなやかなコシが魅力の自家製麺♪ 店主さんの湯切りシーンも要チェック
合わせるのは、しなやかなコシが魅力の中細ストレート麺。
初期はデフォでいただいてましたが、現在はずっとお店のお薦めである ”カタメン” が定番です。
極上のスープにス~ッっと馴染む。
しかし支配はされない、ハイクオリティな自家製麺です。♪
ちなみに一杯ずつ精魂込めて作られる、店主さんの湯切りシーンも要チェック。
リズミカルかつ丁寧なその動きを見て、毎回心の中で「お~っ♪」と喝采を上げております (^o^)
迷ったらコレが鉄板。全部入りの無法松ラーメン。辛子高菜もお忘れなく!
シグネチャーモデルである 無法松ラーメン は、いわゆる全部入り!
2種のチャーシューと、ワンタン、白&青2色のネギ、そしてキクラゲが乗っています。
デフォのラーメンもアリですが、迷ったら間違いなくコレがイチ押しです♪(´ε` )
しっとり&トロ~リ旨いチャーシュー、モッチリな皮に餡が包まれた大きなワンタン。
溢れ出す旨味がたまらないスープによく合う、シャキシャキ白髪ネギもマストな存在ですね~
忘れずお楽しみいただきたいのが辛子高菜。
昨今の高菜不足はさておき、福岡のラーメン店ではどこでも見られる定番アイテムですが・・・
本当に美味いものは、そのうち一握りではないでしょうか?
そして間違いなく、無法松のそれは稀有な逸品であると申せましょう。
ただし色々な意味で。
いくら美味しいからといって入れ過ぎは禁物です(汗)
「ここは間違いないっ!」というお店を訪れ、想定通り・想定以上の味を堪能した帰り道は・・・
ちょっとした夢見心地の気分(笑)
この日も、食べた後まで幸福感がしばらく続きました♪( ´▽`)
しかし・・・極めて期待値が高いお店は、それゆえの不安も。
こけた時のダメージが絶大という恐るべしな副作用を内包しているのです(汗)
ちなみに僕にとって一番身近な ”生粋の無法松ファン” である一人の男が。
彼は数か月前に無法松で味わった一杯が、”それまでで最高の出来映え” であったため
それ以降、「それが壊れるのがなんだか怖い」という理由で無法松を再訪できていないとのこと。
それを聞いて最初は 「訳が分からない^^;」 と思ったものの・・・
のちのち改めて考えると、決して分からなくない話だなぁ~と。
好きで好きでたまらない、何度も何度も食べてきたお店で。
「こ、これは究極だ!この味を超えるものはもう無いだろう」という一杯に出会ったら。
あなたなら、どうしますか?
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1 特選ロース太肉麺(2014年8月)
[toggles class=” style=”] [toggle title=’無化調の常識を覆す!一口目から旨い安定感抜群の絶品豚骨’ class=” style=”]
福岡市エリアには「博多ラーメン」「長浜ラーメン」が、久留米エリアには「久留米ラーメン」という、いわゆるご当地ラーメンがあり、言わばこれらが福岡の3大ラーメン。
しかし実は目立たない&地元以外であまり知られていないイメージですが、北九州エリアには純豚骨ラーメンの名店が数多くあります。
多くの暖簾分けを持ち、ひとつの世界観をつくりだした「ぎょらん亭@小倉北区」
質実剛健、シンプルながら驚くべき旨さの「ラーメン工房 龍@八幡西区」
王道でありながら進化系&唯一無二の旨さ「金田家@行橋」 など。
これらにコチラの「無法松」を加えた4店は、僕の中で四天王とも言える絶対的な存在(^o^)
それぞれが明確な個性を持ち、驚くべき美味さの名店です!
前回、北九州に来た際にはスープ切れ(早仕舞い)で啜れなかった無法松を訪問してきました。
メニュー
一番人気は無法松ラーメン。
いわゆる全部入りで、チャーシュー2種・ワンタン・きくらげ・白ネギ・青ネギが乗っています。(限定100食)
僕も来るたびこちらを食べていましたが、今回は特選ロース太肉麺(限定20食)があったのでお願いしました。
その他、サザエを使った餃子や自家製の高菜も、無法松の名物です。
卓上調味料
飲み進めるほどに旨味がグングン増してくる!優しく奥深い豚骨スープ
無法松のスープは化学調味料を使用しない、無化調豚骨。
僕自身、化調・無化調には全くこだわりが無く、”美味ければどっちでもOK”というスタンス。
むしろ無化調にこだわって、物足りない・盛り下がる方がイヤなタイプ。
こちらのスープは…一口目からキッチリ旨い!
さらに飲み進めるほどに旨さがグングン増してくるのも特長です^^
しかも驚くほど安定感がある(ブレが少ない)のも驚き。
無化調で「旨味を際立たせる」「味をキッチリ安定させる」のは本当に難しいと聞きますが、それらを両立した素晴らしい一杯です。
旨味がしっかり感じられつつ、くさみやクドさが無いので豚骨が苦手な方でも楽しめる味わい。
まさに唯一無二。このお店ならではの一杯です。
こだわりまくり&際立つ腕にもかかわらず、妙にそれを感じさせず自然体で頂けるのも恰好良いですね~(^o^)
日々の気候に応じ、配合を調整するこだわりの麺
麺は北九州では細めのストレート麺。
(北九州のラーメンは久留米系が多く、やや太目の麺が一般的)
北九州&久留米では、基本かたさをデフォでお願いする(というか指定しない)ことにしているので今回もデフォで。
いつものカタ/バリカタとは違った味わいが楽しめます。
…が、今更ながら知りました(汗)
お店の口上に「是非”かた麺で”」と書いてあるではありませんか。
うむむ、今までそれなりに何度も食べてきたハズが…今更知るとは><;
次回はカタでお願いしてみます^^;
ツルツルと滑らかな麺は口当たりが良く、スープとの相性もバツグン!!
何気に食べてますが、研究し尽くされたバランスなんでしょうね~。
ホント旨いです。
ちなみにご主人の湯切りは必見!
職人ワザという感じです。
太肉の存在感&食べごたえと、全体の調和が見事!
鹿児島産の豚ロースを使ったチャーシューは、太肉(ターロー)と呼ばれる大ぶり&厚みのあるものが2枚。
食べごたえ&存在感バツグンながら、スープや麺とのバランス感を崩さないチューニング。
適度に柔らかく&肉の食感と食べごたえを残した、絶妙の仕上がりです。
それにしても、無法松のスープには、白髪ねぎがメッチャ合うな~♪
今回も大満足の一杯でした!
極度のコッテリ派以外は確実に満足させるのではないかと思われる、カバーリングの広さを持ったお店。
決して奇をてらった事をしていないのに、500軒回っていてもここと同じような味は味わったことがありません。
金田家や龍にも言えますが、王道なのに唯一無二というのはスゴイことだと改めて感じました。
福岡の豚骨好き&ラーメン好きは、必食ものの一杯です!
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