今、福岡で啜るべきラーメン6杯 <2015年9月編>

今、福岡で啜るべきラーメン 6杯<2015年9月編>今、福岡で啜るべきラーメン6杯。

7回目となる今回のキーワードは、”ニューオープンのお店” です!

 

この数年、博多を中心にラーメンを食べ歩いているなか、近ごろはヒシヒシと感じます。

福岡ラーメン界のなかでも、変革期を迎えているのではないか?と。

いわずと知れた”とんこつ王国”である福岡。

ちょっと大げさに言うなれば ”とんこつ原理主義” と言っても過言ではない、保守派の方々が多いエリアです(汗)

しかし、ここに来ていわゆる ”非豚骨” と呼ばれる、豚骨を主体としないお店の台頭&定着が目立ち始めました。

 

それは、”ニューオープンのお店” も例外ではなく!

今回6軒ご紹介するニューオープンのお店のうち、いわゆる ”とんこつ” のお店は1軒のみ

いよいよ、福岡のラーメン界は新章へと突入しつつありますよ~\(^o^)/

 

 

旧 ラーメン元次(仮)@中央区薬院
ニボ神(ニボゴッド)

旧 元次 (4)

薬院の人気店「ラーメン元次」が、しばらくの沈黙を経ていよいよ復活!

ちなみにメニュー開発に注力するあまり、店名は現時点で未定です(笑)

魚介とんこつ・つけ麺・塩・辛旨など幅広いラインナップを持ちつつ、ベースはとんこつのお店でしたが…

何と、それらのメニューを全て封印して、完全新メニューへとシフトしてリニューアル^^

 

糸島産 ”生” 醤油が決め手の「醤油そば

魚介の旨味を効かせ、旬の野菜を組み合わせた「ボニートヌードル

そして今回ご紹介する「ニボ神(ニボゴッド)」を加えた、全3種が揃います!

その美味さに魅せられ、ドップリとハマりつつも、福岡では味わえなかった激レアなジャンルニボニボ系」 がいよいよ博多の地に登場です♪

 

この極濃煮干しはまさに”ニボ神” いよいよ極濃煮干し系が福岡に降臨

旧 元次 (1)

おそらく初対面の方はドギモを抜かれるであろう、そのハードなビジュアル(笑)

ガッツリと煮干しを炊き出し、旨味をググ~ッと凝縮したスープは薫り&味わい共に超濃厚です!

決して優しい味わいではなく、金気さえ感じさせる煮干しの力強い旨味が、怒涛の様に押し寄せる超本格派 (^^ゞ

 

コレコレ♪
僕達めんむすびは、まさにこの味を待ち焦がれていました\(^o^)/

まさに”ニボ神(ゴッド)”の名に相応しい一杯と申せましょう。

まずは是非とも一度、お試しあれ!

※詳しいレビューはこちら

 

久屋@南区大橋
大江戸ラーメン チャーシュートッピング

久屋 (4)

古式ゆかしい江戸時代の調味料煎り酒” をモチーフにした、その名も”大江戸ラーメン”が看板のニューウェーブ!

なんとこちらのお店、1軒目の ”旧 元次(ラーメン元次)”で 腕を振るっていた方が、満を持してオープンしたお店。

その実力&クオリティの高さ折り紙つきです^^

 

今回は、”大江戸”(煎り酒モチーフ)と”醤油”という2つのテイスト。

それぞれに”ラーメン”と”つけ麺”を用意し、全4パターンでスタートです!

 

どことなく懐かしさを感じる、煎り酒をモチーフにした醤油ラーメン

久屋 (1)

着丼時点から、既に良い薫りが…♪

豚と鶏をベースととした清湯スープは、一口目から旨味がタップリ

そのあとから、甘~い風味がふわっと口の中に広がります。

なんだろ、この味わい!?

これまでに味わったことのないような美味しさなのですが、どことなく懐かしくホッとするスープです。

 

敢えて例えるなら ”塩と醤油の良いトコ取り” とも言うべき、風味の良さキレ味抜群のバランス感で合わせ持ったスープです!

ほのかな梅の風味がスープの旨味を更に高めています (^o^)

 

モチーフである ”煎り酒” は、日本酒に梅を入れて煮詰めた調味料

単にネタとしてではなく、味わいとして昇華しているのが素晴らしいな~♪

これは決して見逃せない、ハマり系の一杯です!

※詳しいレビューはこちら

 

太宰府 八ちゃんラーメン天神店@中央区天神
チャーシューメン

太宰府 八ちゃんラーメン天神店 (14)その情報を初めて聞いたときは、耳を疑いました。

太宰府 八ちゃんが天神エリアに2号店をオープン!?

まさに青天の霹靂!
予想だにしなかった、驚愕の展開です。

 

太宰府 八ちゃんと言えば、熱狂的とさえいえるファンを多く抱える超人気店!

まさか支店を…それも天神のど真ん中にオープンするとは(笑)

クラシカルな出で立ちの本店とは打って変わった、モダンな店内であの味わいを楽しめます (^^ゞ

 

シャレた八ちゃんにちょっとドギマギ(笑)ひとくち啜れば納得の旨さ!

太宰府 八ちゃんラーメン天神店 (1)[1]

ビジュアルも然ることながら、なんと丼までシャレオツ系です^^

想定外の事態にちょっとドギマギ(笑)

しかしスープの重厚なビジュアルは、確かに八ちゃん。

 

ではではズズッと・・・く~っ、旨い!
一撃で仕留めに来るねぇ~

パンチの効いたヘビーなテイストが、これまた八ちゃん♪

本店に比べると、やや色が薄め元ダレがチョイ少なめ)かな?

もちろんそれでもガツっ!と味は決まっている訳ですが(笑)

トンコツの旨味がぐ~っと押し寄せ、脂の甘み元ダレ適度なキレが、口のなか一杯に広がります!

 

くさみ系のキツさは感じさせないのですが、味わい的にはとってもハード(^^ゞ

誰もが気軽に…万人向け…ではございません

が、それでこそ八っちゃん!!

 

同じく熱烈なファンを持ちつつ、味わいがグッと異なる薬院店ハシゴさえ可能な距離感に(笑)

一度、やってみたいと思います(^^ゞ

※詳しいレビューはこちら

 

大名ちんちん 博多駅前店@博多区博多駅前
担々麺

大名ちんちん 博多駅前店 (3)

博多駅前(博多口近辺)は、凄まじいラーメン激戦区!

近頃はさらに激化の一途を辿っており、さながらラーメンストリートのよう(^^ゞ

そんな中、中央区赤坂にある「大名ちんちん」が、博多駅前に登場

とんこつ系が鎬を削るなか、非豚骨の実力店が参戦し、さらにアツくなりました♪

こちらは、あの四川飯店をルーツに持ち、本格派の味わいをとってもリーズナブルに楽しめるとあって大人気のお店です^^

 

本場四川の味!だけど、マイルドで食べやすいコク旨担々麺

大名ちんちん 博多駅前店 (1)[1]

着丼と共に、ゴマの薫りふわっと甘~く広がります。

早速、スープから。
辛さがほどほどなので、辛いものが苦手な方も安心して食べれるかと思います。

芝麻醤が効いており、ゴマのコクがタップリ♪

その奥にピリッと感じる辛さが、キレのある後口を演出します。

 

うまか~(*^^)v
クリーミーで非常に奥深い味わいがなんともステキ!

とっても重厚な味わいなのに、変に重くない点も秀逸です。

本店と同じく、女性のお客さんが多いのも頷けるキメ細やかさを感じさせる一杯。

 

辛いもの好きなら、別途オプションで辛さ(ちょい辛 or 大辛)をプラスするのもお薦めです。

本店に比べメニューは絞りつつも、名作というべき夏季限定麺冷やし汁なし担々麺” も提供されています。

※詳しいレビューはこちら

 

大牟田てーるらーめん てーる16 親富孝通り店@中央区舞鶴
チャーシューらーめん

大牟田てーるらーめん てーる16 親富孝通り店 (9)

牛テールの旨味を活かしたラーメン。

焼肉店で頂く、旨味タップリのスープを思い描けば ”そりゃ、間違いなく旨いでしょ♪” てなもんです^^

しかし意外にもなかなか ”ココ!” というド本命ともいうべきお店には、未だ出会えていない気がします。

 

そんななか今回、大牟田の人気店大牟田 てーるらーめん」が博多の地に登場!

オープン直後から、評判は上々の様子。

ジワジワと増加している「牛骨&牛テール系」の中核となるのかも?

 

テールらーめんの人気店が登場!旨味タップリなのに優しい味わい

大牟田てーるらーめん てーる16 親富孝通り店 (1)[1]

着丼と共に半白濁に近いスープから、テールの豊かな薫りがふわっと舞います^^

一口飲めば、テールの旨味がタップリ♪

子供の頃から家で、父がテールスープを作る姿を見てきたのですが、テールを炊くのは大変…

脂が凄いので、丁寧に取り除かないとギットギトになってしまいます(汗)

 

こちらのスープは脂のくどさなどもなく、丁寧に下処理されテールの旨味だけを抽出されています。

じわじわと旨味が体に染み渡る優しい味わい。

タレの効かせ方も、テールスープの旨味を邪魔しない程度でバッチリです。

 

食べ進めると中から、タップリのテール肉が♪

柔らかくて旨味タップリ、くさみなどもありません。

 

ちなみにこちらには、デフォのてーるラーメンに加え「ブラック」なるメニューもあります。

黒マー油を合わせたコッテリ仕様なのですが、これがまたイケます(^^ゞ

多めの葱の味わいも相まって、ちょっと ”タン塩” を彷彿とさせるような味わい。

純粋にテールの味を楽しむならデフォでキマリですが、こちらにハマる方も多そうです!

※詳しいレビューはこちら

 

東京ラーメン めん屋 満月@南区長住
背脂醤油つけ麺

東京ラーメン めん屋 満月 (5)

醤油ラーメン、つけ麺、まぜそば、タンメンなど、福岡では稀少な東京系の味わいを楽しめる新店がこちらの「めん屋 満月」です。

ドップリととんこつのディープな奥深さに魅せられていながら、東京系の味わいもまた大好きという欲張りな僕らにとって興味深々のお店です(^^ゞ

しかもバラエティ豊かなメニューは、総じてリーズナブルな設定。

僕らの行動範囲からすると、長丘はかなり遠方になるのですが、早々に行ってきました。

 

程よい酸味が心地良い♪あっさりながら奥深い味わいのつけ麺

東京ラーメン めん屋 満月 (1)[1]

僕らはカレーまぜそばと、こちらの醤油つけ麺を頂きました。

あまり太すぎない麺を、スープの旨味・醤油のキレ・適度な酸味・背脂の甘味が見事に合わさった、あっさりながらも奥深い味わいのつけダレで頂きます^^

イケるねぇ~♪

乱暴な表現になるかも知れませんが、敢えて端的にイメージをお伝えするなら ”池袋大勝軒” に通ずるタイプと申しましょうか。

甘酸っぱさがどこか懐かしさを感じさせる、オーセンティックな一杯です。

 

これは福岡では稀有なタイプ。

優しい印象のつけダレですが、酸味やタレの効かせ方が絶妙なので輪郭はしっかりというイメージ。

福岡県民にとって、とても新鮮なチューニングだと思います^^

※詳しいレビューはこちら


 

いかがでしたか?

福岡ラーメンの新時代”を感じさせる、アツいお店が次々に登場しています!

今回の ”元次” もそうですが、とんこつの実力店として名を馳せたお店が、中華そば系を展開する流れも、これからは決して珍しくないのでは?

そう感じます。

 

力強く&濃厚な味わいのとんこつラーメンに慣れ親しんだ我々が、「イケるねぇ~コレ♪」と、思わず舌鼓を打つような”説得力の高い中華そば系”が増えてくるのかも?

久留米や北九州のラーメンに比べ、特に博多のラーメン元ダレがギュッと効いたタイプも少なくありません。

その経緯を鑑みると、意外に醤油&濃厚系はしっくりくる方も少なく無いのでは?

僕らはそんな風に目論んでいます(^^ゞ

 
ネオ醤油ラーメン、現代の中華そば、煮干し系

この辺りが増えてくると、グッと面白くなるでしょうね~

これからも積極的に追っていきたいと思います!!

 

過去記事はこちらから

 

今、福岡で啜るべきラーメン 5+1杯 <2015年8月編>

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今、福岡で啜るべきラーメン6杯 <2015年7月編>

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今、福岡で啜るべきラーメン5杯 <2015年6月編>今、福岡で啜るべきラーメン 5杯 <2015年6月編>

 

今啜るべき4杯 2015年5月[1]今、福岡で啜るべきラーメン4杯<2015年5月編>

 

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