北海道札幌市にある、「すみれ 中の島本店」 をご紹介します。
純蓮と書いて 「すみれ」 と読む。
北の地を代表する伝説のラーメン店が創業したのは、1964年(昭和39年)のこと。
56年もの歴史を持ち、札幌、北海道、そして全国へ。
実績、知名度、そして味を含め、札幌ラーメンの代名詞といっても過言ではないブランドです。
実食メニュー |
味噌・正油・味噌キムチ、そしてチャーハン。どれをとっても”やみつき度”極めて高し!
「さっぽろ 純連」 から始まった今回の北海道ツアー2020.
予定通り、大取は 「すみれ 中の島本店」 でございます (*´∀`)♪
日曜日のオープン前。
レンタカー&地元のマイカーと思しきお客さんが半々くらいかな?
結構早い段階から長蛇の列ができる、かなりの盛況ぶりでした。
アクセス
地下鉄 南北線 中の島駅から650メートルほど。
側道に入った先にお店があるので、車&徒歩共に初回はナビがあると安心かと思います。
近隣には以前ご紹介した 「MEN-EIJI HIRAGISHI BASE」 があります。
すみれをルーツとする人気ブランド 「麺屋 彩未」 も2キロほどの距離なので、車だと5分ほどで着きますね~
ちなみに500~600メートル離れた場所には、すみれプロデュース&研究所的位置づけとなる 「おにやんま (村中研究所)」 があります。
店舗外観
広い駐車場を備えたメッチャ立派な建物。
流石は天下のすみれですね~(^_^)
おしながき
こちらは2020年8月時点のお品書き。
代名詞である味噌をはじめ、正油・塩・昔風・味噌キムチの5種がラインナップ。
やみつき度の高いチャーハンや、おにめしといったサイドメニューもあります。
オリジナルの味変アイテム ”辛玉” も要チェックです。
元々は、純蓮と同じ、みそ・しょうゆ・しおのつもりでしたが…
「そうや!すみれにはアレがあった♪」
という訳で、しお枠を味噌キムチに急遽変更。
もちろん大好きなチャーハンもいっちゃいます (^^ゞ
店舗内観
ゆったりとした店内。
ふと目をやると壁面には、かの名優=高倉健さまのフォトグラフが。
あぁ…博多店の階段を上る時、これを見ると、すみれに来たなぁ~と感じてたなぁ (о´∀`о)
卓上調味料
卓上にはコショウ、一味、赤い柚子胡椒があります。
我らが九州では、柚子胡椒=緑が一般的なので赤はむしろレアものです^^
①味噌+チャーシュー(2020年8月)
何度だって言おう。 これが最強×最高の札幌味噌ラーメンで間違いないっ!
すみれのDNAを受け継ぐお店の味は折々で味わってきたものの…
すみれの一杯と向き合うのは、2017年8月の「大名店」 閉店以来、ちょうど3年ぶりだなぁ…(涙)
こちらは 味噌+チャーシュートッピング、そしてチャーハンという最強コンビ。
…ご無沙汰しておりましたっ m(__)m
感動の再会は0.5秒(笑)
この香りを前にしては写真を撮るのも惜しいレベルです^^;
表層を脂が覆う熱々で香ばしいスープをひと口…う、美味いっ!!
やっぱり すみれ が一番だっ╰(*´︶`*)╯♡
ベースとなるのは、豚骨の清湯スープ&魚介のスープを合わせたダブルスープ。
白味噌を丹念に焼き上げた秘伝の味噌を用い、札幌味噌の流儀である中華鍋仕上げによって完成します。
実に力強く、それでいて包容力を感じるこの味わいこそ、すみれの真骨頂です。
合わせるのは、ごん太サイズのちぢれ麺。
プリっぷりのモッチモチ、プッチンと心地良い歯切れがコレまた♪( ´▽`)
ガツ~ンとパンチの効いたスープを頼もしく受け止める、素晴らしい相棒です。
ちなみに ”すみれ=森住製麺” という組み合わせは、福岡県民の僕らにもインプットされている公式でしたが…
なんと2017年に、これまた札幌の重鎮である ”西山製麺所” とのコンビになったと聞きます。
すみれ専用麺=特製33丸麺と呼ばれるこの麺。
北海道産の厳選小麦に外国産の小麦を合わせることで、スープの力強さに負けない個性を追求したそうです。
※ウォーカープラスの記事より
具材はチャーシュー、メンマ。
さらに旨味の豚ミンチ、シャキっとモヤシ、トロトロ甘ウマな玉ネギが脇を固めます。
チャーシューは脂控えめで、スープを活かすアッサリとした味わい。
個人的には昔の熱でトロリとなるバラチャーシューが大好きでしたが、一杯の完成度という意味では現在の仕様が上回るでしょうね (^^ゞ
レンゲでスープを底からすくうと…
スープを支え&スープをまとったミンチや、トロ~リ柔らかで甘みを楽しめる玉ネギなどが登場します^^
②正油+半熟ゆでたまご(2020年8月)
続いては、正油+半熟ゆでたまごトッピング。
純蓮のレビュー でも書きましたが、圧倒的人気を誇る味噌の裏側で…
実は根強いファンを持つと言われるのがこちらの正油!
いわゆる東京風を中心とした、醤油ラーメン・中華そば・支那そばとは一線を画す味わいで、なんともやみつき度の高い一杯です\(^o^)/
僕の記憶が確かなら、この漆黒のビジュアルは ”たまり醤油” に由来するもの。
清湯スープのダシ感も奥にきちんと楽しませつつ、脂とタレがスープとガップリ重なり合って生み出す味わいは…
まさに北の大地が生んだトリプルインパクト!!
※ノリで言ってます^^;
ネガティブな脂の存在感ではなく、札幌ラーメンの技法だからこそ生まれた、驚くほど頼もしい正油ラーメンです。
ちなみに味噌には載らない ”白いカマボコ” は、スープで色づくまで置いておき…終盤おもむろに食べるのがお約束。
僕のカマボコ史上、最も大事に扱われる存在かも知れません(笑)
③味噌キムチ(2020年8月)
そう、そしてすみれにはコレも有るっ!
鮮烈な赤がほどばしる ”味噌キムチ” もまた、衝撃の一杯でございます♪(´ε` )
大名店と共に。
今は無き、僕らのホーム 「博多店」 では、チャーハンと共に夜専用メニューとして提供されていたレアな一杯。
メンムスビに登場するのは6年ぶりでございます。
※今でも結構グダグダですが…昔のレビューは改めて見るとホント恥ずかしい今日この頃です (*ノωノ)
僕の記憶にあった味噌キムチより、グッとシャープでメリハリの効いた味わい。
味噌×キムチのタッグが、重層的な味わいで畳みかけてきます!
キムチラーメン史上、No.1!の、圧倒的存在感だなぁ~ホント旨いっ♪
チャーハン
やっぱり チャーハン はスルーできない!
しっとり&ホコホコとした、なんとも素朴で、どこか華やかさもある一皿。
この味に魅かれまくりな僕は、セブンイレブンの冷凍チャーハンを繰り返し買ってきては…
昔を懐かしんでおります (о´∀`о)
グリンピースの緑、紅生姜の赤、玉子の黄色が織りなすビジュアルもステキですね^^
おにめし
今回はトコトン欲張って おにめし も。
ゴハンの上に錦糸卵を敷き詰めたもの、それと三升漬け(青唐辛子の醤油漬け)というコンビ。
錦糸卵の甘みと、爽やかにピリリと辛い三升漬けが互いを引き立てる…
どこか不思議にウマイ一品です (^^ゞ
僕の中での すみれ は、一番食べ慣れた、そして今は無き、博多店と大名店がベンチマーク。
結果…記憶の味とは、結構な飛び幅がありました(笑)
感覚として、博多は結構濃いめ、大名は更に濃いめ!
そんなイメージだったのですが、改めて本店でアジャストすると…
確かに、もちろん、あのすみれ。
だけど、メッチャバランスが良いんです (^^ゞ
大げさにいうなら、このすみれ感、その特徴を強めに表現されていたのが、我らが博多店&大名店というイメージ。
あくまで僕の記憶の話だし、福岡でも中盤までと終盤は結構変化があったように記憶しているのでアレですが…
でも、思い出の味も。
今ここで改めてアジャストしたこの味も。
どちらも大好きなすみれの味。
「やっぱり、すみれが大好きだ!!!」
シンプルにそれだけです╰(*´︶`*)╯♡
でも、「純蓮か?すみれか?」
それだけは改めて、選べないということも再確認できました(笑)
「この先、どこか一軒しか味噌ラーメンが食べられないとしたら、迷わず すみれ を選ぶ!」
なんて言ってましたが…我らが地元=博多からは、一番近いのが 横浜店。
いや…飛行機に乗ったら、もはや、横浜も札幌もさほど変わらないかも^^;
少し前に味わった 「大島@東京」 をはじめ、今は東京を中心として、すみれのDNAを紡ぐ新世代のブランドが人気を博していると聞きます。
札幌で生まれ、全国にその味を広げる ”すみれの味” を。
いつかまた、地元 博多で味わえる日を夢見て…
機会がある度に各地の系譜を味わいつつ、またここに帰ってきたいと思います!!
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