今年もやって参りました、めんむすび的 年末の恒例行事 (^^ゞ
今年公開したレビューより 「めんむすび的、イチオシの一杯」 を凝縮しましてご紹介するこの企画。
「Menmusubi Ramen of the Year 2017-2018」 と称しまして、お送りします!
これまでは・・・
>MeRY 2015-2016
>MeRY 2016-2017
という形で、「総合部門」 「新店部門」 という2つの部門 × 10種のカテゴリでご紹介してきました。
今回は少し趣を変えまして、
「ふくめん1号」 「ふくめん2号」 それぞれが
最も印象に残った、2017年にオープンしたお店を5店舗ずつ
ドラフト方式で選出しまして、全10店舗ご紹介するカタチにしてみました♪(´ε` )
過去最高だと思っていた2016年をも上回り、激アツな新店が数多くオープンした2017年!
「まずは是非ともココへ♪」 というお店をご紹介します。
ふくめん1号でございます (^^ゞ
アツいお店が数多く登場した中で、やはり
「お薦め度について」 というページでご紹介しておりますが・・・
めんむすびのお薦め度は、以下5つのポイントから設定しております。
今回はなんとなくですが、その内訳をイメージしてみました。
①味 50~70%
②独自性 10~30%
③レア度 15~35%
④コスパ 3~10%
⑤雰囲気・接客 2~15%
う~ん、こんな感じかなぁ^^;
僕の場合、特に②③が大きなポイントになっていると思います。
でもって、結構その時々の感覚に左右されるタイプ。
「いいね♪→イイっ!!」みたいな感じ (^^ゞ
基本的には確実に、2号の方が冷静です(笑)
という訳で、オリジナリティ重視&感覚派=1号のイチ押し5選からどうぞ~
すごい!煮干ラーメン凪@ラーメン滑走路
ずっと、待ち続けておりました。
僕が好きで好きで仕方ない ”煮干し” 専門店の登場を。
まさか、いきなり真打が登場するとは♪( ´▽`)
風の無いところに風を起こし続けてきた、煮干ラーメンのキング
”すごい!煮干ラーメン凪” がいよいよ満を持して福岡に凱旋です!
こんなにも煮干し愛に満ちたラーメン店は無いでしょう?
「煮干が嫌いな方、ご遠慮ください。」 というフレーズはまさにその象徴!
※ちなみに「我が煮干に一片の悔いなし!! 」というパターンも(笑)
オープンから約1か月。
ここまでに、7回・13杯をいただいてきました (^^ゞ
まずは看板メニュー=すごい煮干ラーメンをデフォで。
2回目以降は・・・
>煮干つけめんをチョイスする(麺が美味い♪)
>新登場のふつうに煮干ラーメンをチョイスする(キリッと系の一杯♪)
>すごい煮干ラーメンのタレを合わせ・塩で味わう(表情が大きく変化!)
>すごい煮干ラーメンを味薄め・麺かため・油多め・ラー油ありなどなど、好みのチューニングで味わう
といった多彩×ディープな楽しみ方も♪(´ε` )
煮干し嫌いの方にはお薦めしません。
でも気になった方は、少なくとも2回は試してみて欲しいです!
僕は来年も存分に通います(笑)
製麺屋慶史 麺ショップ西月隈@博多区西月隈
一幸舎ブランドが手掛ける製麺所=製麺屋慶史の名を冠する麺ショップ西月隈。
”朝ラー”というキーワードを引っ提げ、2017年4月に登場しました!
いや~、ココもガッツリとハマりました (^^ゞ
製麺所直営のお店ならでは!
旨くて個性的な麺を用いた、油そば&醤油らーめんが楽しめます♪
かけなら400円。肉タップリバージョンでも650円とお値段もお手頃^^
麺やゴハンと 「スキゴト食べよう」 というフレーズを掲げ、
自由に取って楽しめる ”お惣菜・薬味コーナー” も大きなポイントです。
一度訪れると、ハマる人多数!
朝5:00~営業しており、車で寄りやすいのも嬉しいところですね。
ややガテン系寄りのイメージもありますが、味&特性を鑑みると実は女性にもお薦め♪
まぁ一回、試してみてん (о´∀`о)
つじ田@ラーメン滑走路
実は福岡にも、ウマイつけ麺が楽しめるお店はいくつかありますが・・・
関東発 ゴリゴリの本格つけ麺を普及したお店と言えば、麺や 兼虎@赤坂でしょう。
現在も行列店として、すっかり定着しています。
兼虎でつけ麺にハマったなら、是非とも足を運んでみて欲しいお店がこちら。
本場東京の人気ブランド ”つじ田” でございます\(^o^)/
魚介×豚骨・鶏というオーセンティックな組み立てながら、その味はまさに非凡。
バランスの良いチューニングと食べやすい麺なので、幅広い層にお薦めできます。
そのままで充分旨いのですが、ここから先が真骨頂。
①まずはそのままで~1/3を楽しみ
②スダチを絞って~2/3まで
③最後は原了郭の黒七味を振って~3/3を完食
3つの味を楽しめる嬉しいスタイルです (о´∀`о)
つけ麺好きの方はモチロン、これまで縁が無かった方も。
本場の味をご賞味あれ!
麺食堂 歩ごころ@中央区長浜
とんこつ以外のジャンル拡大と時を同じくして、増えつつあるラーメン居酒屋。
うどん居酒屋人気を受け、広まりつつあるイメージです。
しかし僕らとしては、う~ん・・・。
正直な所、ラーメン居酒屋は立ち寄りづらいイメージがあるんですよね(汗)
「ウチはラーメン屋じゃないんだから、飲んで食べてもらわないと困るんだよね」
という空気も少なくないので。
良し悪しでは無く、僕らは気軽にアプローチしにくい面もあるかな・・・と^^;
しかし、こちらの ”麺食堂 歩ごころ” は違います♪
モチロン飲んで、つまんで、〆るも良し。
飲みの〆にラーメンで立ち寄るも良し。
お店がスタイル・楽しみ方を明言してくれているので、立ち寄りやすい存在なんです^^
味もバッチリ!しかもバラエティーに富んだラインナップ♪
香り高く味わい深い醤油。貝ダシの旨味がタマラナイ潮。
さらにはカレーラーメン、台湾まぜそば、クラムチャウダーラーメンといった限定麺まで♪(´ε` )
スグそばのガンソもイイですが・・・まぁ一度訪れてみてくださいな。
思わずリピしたくなる良店ですよ~(о´∀`о)
ヤキニク ラーメン フタバ@中央区警固
過去にないペースで多様化な進化を遂げている福岡のラーメン。
全国のご当地ラーメンや、進化系のとんこつラーメンなどなど、そのバリエーションは枚挙に暇がないほど!
しかし世の中には、まだまだ多くのラーメンがあるもので (^^ゞ
東京 品川発の名店 「イレブンフーズ」 の味を受け継ぐ ”ヤキニク ラーメン フタバ” が登場しました。
わずかに濁りが入る程度に仕上がった、サラサラのとんこつスープ。
ジャンクなトーンとどこか品のある味わいが一杯の中で見事に融合した、なんとも独創性に溢れた一杯です。
タップリとした噛み応えが迫力満点の太い平打ち麺。
どデカいチャーシュー、ワカメや大ぶりの玉ねぎなど、具材も極めて個性的^^
清湯系トンコツ自体がレアですが、「来来」 や 「来々軒」 とも全く異なるアウトプット。
好みは分かれると思いますが、ツボに入るとやみつきな一杯だと思います!
さて、ここからは「今年は特にあっという間に過ぎた1年だったような気がする」ふくめん2号がお届けします♪
「あの店の味が福岡で食べられると?」
「禁断の組合せを、このお店がやっちゃうの?」
「M1グランプリ同様の1,000万を獲得したあの一杯」などなど
2017年は嬉しさや驚き、福岡県民として誇らしげな気持ちにまでさせてくれるお店や一杯が登場してくれました。
では、早速行っちゃいましょう~~!!
地鶏らーめん はや川@南区玉川町
BEST1位は何と言っても、今年の顔とも言えるコチラ!
オープンから3ヶ月で、「ラーメンWalker九州2018の表紙」にも選ばれたお店です。
東京の人気店「らぁ麺やまぐち」を立ち上げから支えてきた店主さん。
TRY(Tokyo Ramen of the Year)2013-2014で、新人部門 1位を獲得。
ミシュランガイド東京にも、ビブグルマンとして3年連続掲載されるなど、人気・実力共に折り紙つきのお店にいた方が、出身である福岡に凱旋でお店を開かれました!
オープン前から、麺好きの間では話題沸騰。
オープン後まもなく、多くの方から支持され行列必至の超人気店へとなりました。
心を鷲掴みにする香り高い、地鶏醤油らーめん。
昆布水に浸かった麺を旨味の詰まったつけダレで頂く、鶏と豚のつけめん。
2種を看板メニューとしつつ、折々で限定メニューも登場しています。
オープン時に登場した「真鯛の塩らーめん」
「担々麺」「台湾まぜそば」「にぼしラーメン」「高宮ブラック」と、ここまでに登場した限定麺はスケジュールを無理やり調整して欠かさず食べるほど、大好きなお店です。
スープ・麺・具材ともに一切の手抜きなし。
一口頬張れば、自然と恍惚の表情になってしまう絶品とも言える一杯。
皆さんも一度頂いてみませんか?(^-^)
ラーメン海鳴 福岡空港店@ラーメン滑走路
BEST2位は、福岡空港内ラーメン滑走路に登場したラーメン海鳴の「ラーメン辛子明太子」
「福岡名物の2つを掛け合わせたら良いやろ」という安易な一杯も多いあの禁断の組合せ。
最初に聞いた時は
「えっ!?それやっちゃうんですか~~(>_<)」
と かなり疑心暗鬼&不安いっぱいに。
「でも待って!海鳴がやると、もしかして美味しいんじゃ…!?」
と、色んな気持ちを抱えつつ、ご対麺。
2017流行語大賞にも選ばれた「インスタ映え」するドンブリ♡
思わず写真を撮りたくなるお洒落な器です。
ほのかにピンクに染まったスープ。
明太子の漬け込み用に使うタレを独自にブレンドしたスープのお味はさて??
「バリウマーーーー!!!」
スープ自体が、そのまま明太子の味わいです。
辛子明太子的な辛味ととんこつの円やかな旨味がめーーっちゃ合う♪
これはまさしく食べてみらんとわからん、わからん!
食べたらハマったという感想も結構耳に入ってくるほどの秀逸作です。
騙されたと思って、ぜひ(*´▽`*)
大重食堂(Big Heavy Kitchen)@中央区警固
BEST3位は、見て楽しい、食べて美味しい大重食堂の一杯。
玄界灘の新鮮な魚介を始めとした極上の素材を、最高のカタチで楽しませてくれるお店です。
2017年夏、ランチでラーメンを始めたという情報を聞いた時から何とも気になって、ソッコーで訪問。
黄金色のスープに、7種の節「牛節、豚節、鶏節、河豚節、鰹節、鯖節、鰯節」で更なる香りと旨味をプラス。
コーヒーサイフォンで仕上げるという、独創的な一杯です。
そんなこちらのお店。
12月に開催された、一風堂創始者 河原成美氏が手掛ける「WRGP(ワールドラーメングランプリ)」で見事優勝。
見た目からは想像できないほどの、多層的&圧倒的な旨味が体中を駆け巡るような一杯です。
スープもかなりの美味しさですが、私のイチオシは旨味の詰まったチャーシュー♡
こだわりの逸品料理を食べているかのような満足感。
香ばしさと深いコクが楽しめます。
12:00~30杯限定の貴重なメニュー。
グランプリを獲得して以降、オープン前に売り切れてしまうほどのお客さんが訪れているようです。
気になる方は、早めにどうぞ~(^_-)-☆
ワンタンメンの満月@ラーメン滑走路
BEST4位は、ラーメン滑走路に1年間の期間限定でオープンした「ワンタンメンの満月」
ラーメンの消費量日本一と言われる山形県の酒田市から、創業57年の名店がはるばる来福しました!
こんなワンタンは食べたことがない!というほど、極薄で滑らかな食感のワンタンは、箸では持てないほどトゥルントゥルン♪
まさしく読んで字の如し「雲を呑むような・・・恍惚たる食感」です。
スープや麺は、変に気張ってない素直な仕上がりで、逆にそれがイイ!
あっさりなんだけど、物足りなさはない極旨なスープ。
加水率44%と、モチモチプリプリな仕上がりの麺。
それぞれが引き立てあう、それぞれがベストバランスで組み合わさっている、そんな感じです。
男「ラーメン行こ~」
女「え~、う~ん(>_<)」
男「ココのワンタンメンは?」
女「わぁ、良いかも♪」
と、高確率で女子ウケするお店です。
麺量が180gもあるので、少食ママと小さいお子さまでシェアしても十分お腹一杯になれるレベル。
カップル・夫婦で、女子同士で、家族連れ、ガッツリお腹を満たしたい体育会系のお兄さんなどなど
あらゆる属性の方に受け入れられる懐の深いステキなお店です。
濃厚担担麺 博多 昊(おおぞら)@中央区春吉
最後は、12月にオープンしたばかりのコチラ。
フォトジェニックな担々麺が楽しめるお店です。
めんむすび的に実は、「担々麺」に対するモチベーションはそれほど高くないのが正直なところ。
もちろん美味しい一杯もたくさんあるのですが、どうしてもそれぞれに独創的&ハイレベルな一杯となるとなかなか出会いづらいジャンルであると感じています。
そんな中でもコチラは気になったお店。
これまでに出会ったことのないビジュアルや味わいに一目惚れならぬ、一口惚れ♡(笑)
汁ありは、美しいビジュアルと、計算し尽されたスープのバランス感が素晴らしい一杯です。
ブレンダーで仕上げた円やかなスープの中にクッキリと浮き出る鮮烈な辛味とシビ感。
一言では語れない複雑な旨味が折り合います。
汁なしは、何かを忘れたのかな?と思ってしまうほどシンプルなビジュアル。
麺そのもののウマさ、下に潜む肉みそとゴマダレを混ぜると貝柱的な旨味や肉みそのコク、辛シビ感などが楽しめます。
こちらもこれまでに食べてきたものとは、ベクトルが大きく異なる一杯。
卓上にある黒酢をかけて食べれば、これまたバリウマ~♪
ちゃんぽんに続く、女子ウケジャンル。
一味異なる担々麺を欲している貴方にぜひ。
気になるお店は見つかったでしょうか?
本当は他にもまだまだお薦めしたいお店があります。
よろしければ 「こちら(新店タグ)」 もご覧くださいませ (^o^)
さて、こうして今年も多くの魅力的な新店が登場した 「福岡のラーメン市場」
2017年のトレンド&ニュースを、5つのキーワードとしてまとめてみました!
①ラーメン滑走路が、福岡空港国内線ターミナルに11月オープン!
やはり今年1番のニュースと言えばこちらでしょう。
2001年の”ラーメンスタジアム” 2011年の”博多めん街道” に続く、3つめのラーメン店舗集積施設。
全国の名店が訪れる⇔地元の名店が羽ばたく場所として、珠玉の名店がズラリと♪
※オープン時のレポートはこちらから
既にたいがい通っておりますが(笑) まだまだ行きますよ~(^^ゞ
②非とんこつの更なる台頭
「醤油など、とんこつラーメン以外を看板メニューとする=非とんこつと呼ばれるラーメン店が続々と!」
ここ2年ほどで顕著になったトレンドは、2017年も色濃く見られました。
テレビや雑誌の特集でも、最も多く謳われた大きなキーワードだと思います。
ちなみにこの 「非とんこつ」 という呼称。
あまりいい響きでは無いですよね・・・なんせ ”非” なんで^^;
しかし、最近は「こんな造語が出来るくらい特殊な=とんこつが絶対的であった文化の表れなんだ」と考え・・・
その言葉も受け入れたいな~と思うようになりました。
決して響きも字面も良いものではありませんが(笑)
③ラーメン店以外の飲食店が手掛けるラーメンが続々と登場!
和食ダイニング、水炊き店、焼き鳥店などなど。
ラーメン店以外を営む飲食店が、ランチ営業を中心にラーメンを提供するケースが数多く見られるようになりました。
「片手間のやっつけなんじゃ?」いえいえ、これが侮れないものがいくつも。
メインで使用している水炊きスープやダシを使用するなど、ベース・強みを活かした営みが見られます。
上記②のトレンドとも連動しており、鶏白湯系・醤油系といったジャンルが多いのも特徴です^^
④次世代のガンソが続々と?
元祖糸島ラーメン 銅鑼@今宿駅前に続き、はかたやExpress@箱崎、ザ・ナガハマラーメン@大橋など、ガンソインスパイア系といった新店が登場。
屋・家1・家2という枠を超えた展開が見られます^^
福岡発 二郎系のようなジャンルになるとオモシロイのになぁ(笑)
⑤元気一杯に変化アリ!
全体のトレンドとは異なるので、ここに組み込むのはいささかアレですが(汗)
・2016年の、博多元気一番@春吉 オープンを皮切りに
・2017年9月、博多元気一番 箱崎店 オープン
・そして何と! 2017年12月、元気一杯@下呉服町が写真撮影を解禁!
これは最早、事件と呼ぶレベル^^;
※詳細はこちらのレビュー をご覧ください
伝説のお店が歩みだした新たな一歩。
美味いお店が気軽に楽しめるのは、シンプルに嬉しいです♪( ´▽`)
少々、終盤が長くなりましたが(汗)
2017年も本当に多くの楽しみがありました♪
お店、メニューはもちろん、そこから繋がる様々な方々との出会い。
美味い麺を食べておいしい♪に加え、数々の皆さまとのつながりこそ ”めんむすび” としての本懐♪
感謝の念で一杯です m(_ _)m
めんむすびを見てくださる方々、SNSで繋がってくれる方々、そしてリアルでも。
そんな皆さまとの繋がりがあるからこそ、私たちはこの営みを続けていくことができます。
本当にありがとうございます (о´∀`о)
みなさまにとって、幸多き年末年始に。
そして2018年になりますように♪
これからもどうぞ、めんむすびを宜しくお願い申し上げます。
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